まぁ~るい社会をめざそう

「もうひとつのがっこう創楽」や「れいちゃんの大人の音楽教室」など、色々と活動されている高藤麗子さんが「九州ホームスクーリングネット」でのZOOMお話会で話題になった「丸い社会」を目指したいということを、ブログに取り上げていて、共感したので転載しました。
 れいちゃんは、目指す「丸い社会」に対して、現状を「三角形の社会」とイメージ化しています。三角形の下の方にいると、何をするにも、いろいろな重圧がかかる社会システム。たしかに日本の大中規模の組織が三角形の組織化されていると感じます。管理、競争、効率…..などが重視され、ゆとり、あそび、むだ…..などが軽視される社会。
 しかし小さめの組織には「丸い社会」が実現できている場合も散見できます。そういう組織は誰にとっても居心地がよいですね。僕たちトイロのメンバーは「学び場」の活動を通して「丸い社会」の実現を目指しているんだと思います。
 実はサマーヒルスクールの創設者、フリースクールの祖と言われるA.S.ニイルも「自治共同体」としての学校づくりを通して「丸い社会」を実現しようとした先覚者です。

【以下、れいちゃんのブログ】
 そう、この「丸い社会」のイメージが、私の、ホームスクーリングや多様な教育を選ぶことへのイメージに、まさにつながります。
 上の誰かが決めたことが決定ではなく、双方向に対話を重ねながら、物事が決まっていくこと。決まるまでに時間がかかったり、決まらないこともあること。自分と人とは違っていて、そして、違ったままで、そのままで存在していること。1人1人や、ちいさな場やスペースが、それぞれのあり方で存在していて、それぞれが必要とするときにゆるやかにつながる。
 まるで、それぞれの周りに、それぞれの好きな大きさで、円を描くかのように。その円が集まったときにも、やっぱり大きな円のように。そんなことをイメージしている人たちにが、多様な教育を選ぶということを選択肢に考えているような。それに、このイメージは、もしかしたら、子どもたちの方がよくわかっているのかもしれません。
 今の社会、そして学校の枠組みが、それとは違うところにあることに気付いている人、ますます増えていますよね。丸ではなく、三角形。上から下への一方通行。決まったことを変えることは難しい・・・そういう仕組みになってることが見えてきたときに、「あれ?」って思うことがあって、でも、そこと付き合わざるを得ないときに、どう折り合いをつけていくのか・・・。
 ふとイメージしてみたら、三角形の下にいることは重いけど、丸の中にいるって軽いですよね。どこにでも行ける。いつでもだれとでもいっしょになれる。
 そう、この軽さだ!だから、軽~くあるということが、なりたい現実を開いていくカギになるんじゃなのかな。学校に行くとか行かないとかも、軽~く選んでいいこと。まるでレストランでメニューを決めるかのように。今日着る服を何にするかを選ぶかのように。行かない選択を、重くとらえる必要なんかなくて、ほんと、たいしたことじゃない。
 まる~い社会は、イメージしていけば、現実の中に創り出すことができる。ホームスクーリングを経験してきた家族には、そんな知恵がたくさんあることを実感したお話会でした。https://blog.reichan.net/1548/

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